用語解説
- 「カスリコ」とは?
- 賭場(盆)で客の世話や使い走りをして、わずかなご祝儀をもらう下仕事。高知の賭場で呼称された隠語。
- 「手本引き」とは?
- 1~6の数字のうち、親が選んだ1枚の札を複数の子が推理して当てるゲーム。親の性格やクセを読む心理戦の性質もあり、日本における「究極の賭博」とも言われる。
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カスリ | テラ銭ともいう、胴が勝った場合に、賭場に収める金 |
カミシタ | 親札を入れる布 |
受かった | 賭けた札が当たった |
抜けた、ブチった | 賭けた札がハズれた |
タマ | 金 |
目札 | 胴が選んだ札の履歴 |
親札 | 胴=親が使う札 |
張り札 | 子=張り子が使う札 |
綱 | 札 |
初綱(しょな) | 胴が最初に選ぶ札 |
カッパ | 胴の総取り |
胴が立つ | 賭場が開かれる |
飛ばした | 胴の資金が全てなくなる |
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中目の三間(なかもくのさんげん) | 右から三番目の札 |
奥 | 木札の左端 |
口 | 木札の右端 |
キズ | 張り方の癖 |
まく | 賭ける札を並べる |
テレコ | 札を散らして張ること |
安張り | 4点賭け、当たっても配当は少ない |
角(つの) | 配当・二分負け |
止まり | 配当・二分勝ち |
中(なか) | 配当・六分勝ち |
大(だい) | 配当・十二分勝ち |
乗る | 胴の資金の何割かを負担すること。最終的に胴が勝った場合はその割合いに応じて配当があり、負けた場合はその割合で負けた分を負担する。 |
胴を洗う | 胴を辞める |
※まめ知識
「ボンクラ」とは賭場から来た言葉である。合力が配当金を計算して、手際よくお金をやり取りする必要があり、この計算が早いことを「盆に明るい」と良い。その反対に、計算に長けていない場合は「ボンに暗い」略して「ボンクラ」となったと言われている。